20.8.30 ヨコスカ平和船団同乗記

むらさめの中東派遣に抗議する平和船団


出港準備中のむらさめ乗組員に「中東へ行かないで」と訴えるヨコスカ平和船団ヨット

8月最後の日曜日の30日、ヨコスカ平和船団のヨット・ボートが横須賀港内を走った。この日、中東派遣の第3次護衛艦むらさめが横須賀基地から出ていくことへの抗議の意思をこめて の平和船団の海上行動だった。

逸見桟橋に係留されたむらさめをバックに乗組員が整列して10時前から出発のセレモニーが始まり、30分後に乗組員が再び乗船、10時35分ころ、タグボートに曳かれてむらさめは 岸壁を離れた。

むらさめはすぐには外洋に向かわず、錨地でしばらく停泊していた。午後になってむらさめは浦賀水道を南下していった。新型コロナウィルスの任務航海中の蔓延防止策として、2週間の 近海での「隔離」をしたあと、中東方面に向かうと思われる。


6号ドックで修理中の巡洋艦チャンセラーズビル

米軍横須賀基地内では、ドライドックに入っている船舶が多い。最大の6号ドックには巡洋艦チャンセラーズビルが入っている。また4号ドックには駆逐艦ミリウスが入ったままだ。
5号ドックにはホテルバージが、また3号ドックには大型の作業バージが入っている。

横須賀本港のとなりの長浦港の入り口には、燃料積み出し岸壁がある。ここに3万トンクラスの大型タンカー、マースク・ミシガンが停泊していた。このタンカーは8月半ばにオンサンに 寄港、その後沖縄金武湾の注油ステーションに行き、ウルサンに戻り、その後横須賀にやってきた。韓国から燃料を沖縄や横須賀のハブ燃料基地に運んでいるタンカーだ。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎) (20.8.30 頼 撮影)


吾妻島の燃料埠頭に停泊する大型タンカー、マースク・ミシガン


ヨコスカ平和船団乗船希望者は、ようこそ!ヨコスカ平和船団へにアクセスして、申し込んで下さい。 毎月最後の日曜日に平和船団の船が軍港を走ります。


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